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発音ワークショップその後

発音練習で気を付けること

自分の声を録音して聴く・・・

始めは四六の蝦蟇になった気分ですよね。

お手本とは程遠い音の羅列で脂汗がタラ~リタラリ。。。

でも、最初の録音と1か月後の録音では明らかに変わるんです。

何故かというと、お手本と自分の声を聞き比べて、違う点を修正していくからです。

聞き比べる時は、次の点に注意しましょう。
  1. 一息に読む長さ
    お手本は、一行またはそれ以上の長さを一息で読んでいます。特に、中盤の次のセンテンスを一気に読めるとハイレベルな印象になります。
    And both that morning equally lay in leaves no step had trodden black.
  2. RとL
    日本人が最も苦手とする音ですね。「Rは舌を巻く」「Lは舌先を上顎につける」と参考書は解説してますが、その動作の結果、空気がどこで振動しているかに注目しましょう。
    Rは巻いた舌より喉に近い部分の空気が振動するので、くぐもった音がします。
    Lは舌先を上顎につけた部分の両脇から空気が抜けていくので、音がクリアです。
    (音を表現する形容詞の使い方は個人差が大きいので、自分で聴き比べた印象を大事にしてください)
  3. trodden
    足で踏みつぶす tread の過去分詞形ですが、トロッドンと発音した人が多いのでは?
    正確には辞書で発音記号を確認して欲しいのですが、アメリカ英語ではトラデンに近い音です。
    日本人は英語学習の前にヘボン式ローマ字表記を習ってしまうので、犯しやすいミスです。
  4. 母音を追加しない
    さきほど、発音の仕方をカタカナで表記したのですが、これも大きな落とし穴です。
    t には母音が無いので、トという音ではありません。
    wood、stood、couldのように、子音で終わっている単語もあります。
    このような子音がきれいに響くと、ネイティブスピーカーに近づきます。
  5. リエゾン
    複数の単語を一気に発音すると、前の単語の最後の子音と後の単語の先頭の母音が合体した音になります。子音同士がくっつくと、どちらか一方が脱落することもあります。母音同士がくっついて一音になることもあります。リエゾンに慣れると、長いセンテンスを一息で話せるようになります。

以上が、ワンポイントアドバイスですが、発音の仕方を文章で表すのは難しいです。

今後もワークショップを開きますので、興味のある方は来てくださいね。(^o^)/