· 

自分にあったコーチを選ぶ

テニススクールに通っていると、いろいろなコーチに出会います。

ラケットの進化に合わせた最新の打ち方を指導する人。

基本に忠実であることに終始する人。

とにかく、打ち合いの相手をしてくれる人。

受講生の気持ちをほぐそうと、ひたすら喋って笑わせようとする人。

 

皆さん、自分のポリシーを持っていて、熱心なのですが、時々、私に合わない指導を受けることもあります。

私は以前、テニスエルボになってしまったことがあり、以来、フォアもバックも両手打ちに変えました。

遠くのボールにリーチできないという弱点はあるものの、肘への負担は大幅に減って、最近はサポーターを付けなくてもプレイできるようになりました。

だから、サーブ以外のすべてのショットを両手打ちで対応できるようになりたいのですが、その望みを叶えてくれるコーチばかりではありません。

両手打ちのプレイヤーは少数派だから、教えにくいんだろうなぁ。

それに、選手を目指してガンガン練習してた人がコーチになった場合、受講生の体力を考慮しない傾向があるように思います。

ドライブをかける練習をいきなりやると、筋力が不十分な人はすぐに肘が痛くなるので、気を付けましょう。(^^;

その一方で、個々の動きを分解して、段階を踏んだ練習をさせてくれるコーチもいます。

例えば、スピンサーブの練習で、ラケットを持つ側の肩の後ろにボールが落下するようにトスを上げて、そのボールをラケットでこすり上げる指導をしてくださったコーチがいたのですが、この方は当初、ボールの行方については一切言及しませんでした。スピンをかける動作が身に付いてから、飛距離を伸ばす練習をし、最終的にサーブが入るようにするという考え方です。余計な動作をしないので、体への負荷はとても軽いです。

英語の勉強も同じだと思います。

いきなり、ネイティブの早口な喋り方についていこうとしても、徒労に終わるばかりです。

それよりも、まず、正しい発音を勉強してから、生の英語に触れる機会を多くするほうが、上達は早くなります。

アジックの研修では、VOA の Learning English を使って、ネイティブスピーカーがゆっくり読み上げる記事の聴き取り練習を重視しています。

やり方の説明よりも体感して頂きたいので、次回の公開講座に組み込もうかな?