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初心に返る

発音は大事だ

発音ワークショップで皆さんにお勧めしているように、私自身も時々、自分の声を録音しています。

先週のように風邪をひくと、声を出すこと自体が苦しいのでお休みしますが、そうすると舌が回らなくなるのを感じます。(^^; 

バレリーナの森下洋子さんはバーレッスンを毎日欠かさないそうで「一日休めば自分にわかり、二日休めば周囲に分かり、三日休めばお客様に分かってしまう」と仰っているとか。。。体を動かすというのは、毎日の積み重ねなんですね。(^o^)

では、動かなくなったらどうするか?

基本に返ることです。舌が回らないときは、どの発音ができて、どんな時につまずくかを発音練習の教本で確認します。ワークショップでは「英語舌のつくり方」という本をご紹介しました。

最初は、本に掲載された順番で練習します。この本は「破裂音と言われる [p] [t] [k] から始まっているので、まず、口の前にティッシュをぶら下げて、発音したときにティッシュが揺れるかどうかを確認。そうすると、いつも以上に腹筋を使って、肺から出す息の量を増やさなければならないことに気づきます。つまり、頭で理解していても、体調その他のコンディションによっては実践できないことに気づくわけです。これを放置しておくと、せっかくできるようになったことも元の木阿弥、水疱に帰すという事態になりかねません。だから、音読練習をお休みしていた時は、子音と母音の発音チェックに立ち返ることをお勧めします。今までできたことなら、復習するのに大した時間はかかりません。

発音練習のテキストをお持ちでない方は、BBC Learning English の Pronunciation がお勧めです。このサイトは動画なので、口の動かし方を確認できるのがポイントです。

The Sounds of English (basic+) は、女性のインストラクターが母音と子音の発音の仕方を指導しています。口の形や動きと音声を真似しましょう。

Tim's pronunciation workshop は、応用編です。Tim 君が実際の会話で発生する音の変化を説明してくれます。

えっ?彼が言っていることが聞き取れない? ご安心ください。動画の下にスクリプトが掲載されていますから、読んで内容を理解してからリスニングに挑戦してください。動画の例文を自分で発音して録音し、お手本と聞き比べると、一層効果があります。大事なのは、英語の話者が使い分けていることについて、同じ認識を持つことです。

数年前、数人のカナダ人に日本語を教えたことがあるのですが、彼らの間で議論になったことがありました。それは、「~です。」の発音は desu か? dess か?

日本人の私は当初、論点がわかりませんでした。でも、子音で言葉を終える英語話者にとっては、母音が入るか入らないかは大問題だったようです。私が「どちらでもいい」というと納得せず、逆に「どう違うの?」と質問したら彼らは拍子抜けしていました。

ちなみに、私が日本語のボイストレーニングを受講した時の先生は、「~です。」は dess に近いそうです。desu のように、母音を意識しすぎると「~ですぅ。」に聞こえてしまうそうです。

「見ると聞くでは大違い」の典型例ですね。